福祉車輌の正しい知識、持っていますか?

福祉車輌は、運転技術も装置も一般の車輌と大きく異なるため、安全運転や緊急回避の予備知識を持っていなければ事故を招いてしまうばかりか、万が一死亡事故に発展すれば刑罰の対象にもなります。正しい知識を教えてもらおうと、福祉車輌の安全運転講習を行っている『大分福祉車輌』を訪ね、インストラクターの竹野修司さんにお話を伺いました。

介護施設の送迎車が事故に遭い、運転手や同乗者が死亡したり、重傷を負ったりする事故が今、全国的に増えています。その原因として、スタッフ不足の施設では手一杯の介護士が運転手を兼ねるケースが多いこと、福祉車輌に不慣れな整備会社に依頼しメンテナンスが不十分であることなどさまざまな課題が挙げられますが、施設の送迎車や自家用車にかかわらず、まずは多くの人が福祉車輌に関する正しい知識を持つことが、事故防止につながるのです。

福祉車輌の事故原因として多いのが、前方不注意や脇見、死角などの認知ミス、判断ミス。大型のワゴンやバンは死角がかなり広く内輪差も大きいため、普通車の感覚ではとても運転できません。さらに、車いす仕様車の場合、シートベルトを正しく装着しておらず乗っている人が反動で前のめりに倒れてしまうケースも相次いでいます。

また、車いすのまま乗り降りできるリフトの部分は、毎日のメンテナンスが大切。ホコリやゴミがたまっていると機械の故障につながるうえ、いったん修理に出すと費用も日数もかかってしまいます。万が一リフトが作動しなくなったときの緊急回避方法も、覚えておくといざというときに慌てずに済みます。

「講習を受けたあと、ぜひ職場のスタッフの方どうしで交代に福祉車輌を運転し合ってみてください。車いすのまま乗っている利用者の方が、いかに乗り心地が悪く不安か、どれだけ後ろの声が運転席まで届かないか、おわかりいただけると思います」という竹野さん。施設ではスタッフの数が少なく、介護士が運転手を兼任しなければいけないのも実情。だからこそ、みんなが正しい知識を持って安全運転を心がければ、事故撲滅につながります。まずは講習からぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

安全運転講習\体験/レポート

① 事故の危険を知る

最初の30分は、福祉車輌による事故の映像や車輌の予備知識を動画や資料から学びます。

② 死角の広さを確認

実際に運転席に乗車し、死角の広さを体験。赤いコーンの範囲は運転席から見えません!

③ 車いすの停車の仕方

車いすにブレーキをかける前、タイヤをまっすぐにするだけで転倒防止になります。

④ シートベルトのかけ方

シートベルトは車輪の間も通します。正しいかけ方が、乗っている人の命を守ります。

⑤ リフトの緊急回避

リフトが動かなくなった場合、女性の力でも簡単に手動で回避できる技術。実践あり!

安全運転講習

日本福祉車輌協会認定のインストラクターにより、2時間程度の安全運転講習・技術指導を行います。定期講習の日程はホームページやフェイスブックでご確認を。有料で出張講習も受付中。

[お問い合わせ]

大分福祉車輌株式会社

住所:大分市大津町3-1-16
電話:097-574-8788
営業時間:9:00〜19:00 休:なし
http://www.fukushi-rentacar.com/

大分福祉車輌株式会社
福祉車輌取扱士
日本福祉車輌協会インストラクター

竹野 修司 さん

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